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オスグッドについて
ここでは、オスグッド(Osgood-Schlatter病）の特徴から予防まで記載いたします。
オスグッドとは、成長期の子供に多い膝の痛みを引き起こす疾患です。主な原因としては、骨の成長に対し大腿四頭筋の柔軟性の低下により
大腿四頭筋の付着部である膝蓋骨（お皿）の下にある脛骨（けいこつ）の隆起部に繰り返し負荷がかかり炎症を起こし痛みが出る症状です。
主な症状
- 膝の前面、特に脛骨の隆起部の痛みと腫れ
- 運動後や運動中の痛みの増加
- 膝の前面を押した時の痛み
- 脛骨の隆起部の硬くなった感触
① 特徴
オスグッドでは、上記画像の赤丸部分に痛みを
訴えることが特徴的です。
② チェック項目
- 上記画像の場所を押さえた時に痛みはありますか？
- 大腿四頭筋のストレッチを行った時の痛みはありますか？
- 大腿四頭筋に力を入れた時の痛みはありますか？
上記３項目のうち、２項目以上当てはまる場合は早めの治療をお勧めいたします。
片足で痛みが無くスクワットが行えるレベルの場合は、運動を継続しても問題ないでしょう。
③ 予防
大腿四頭筋のストレッチ方法となります。
予防としては、ストレッチが最も効果的でしょう。（痛くない程度で1〜2分程度持続して伸ばしましょう）
筋膜ローラーなどのローラーにてほぐすこともお勧めいたします。
それでも痛む時は、メディセル筋膜リリースが効果的です！
身体の使い方も原因の１つに
- 1ハムストリングスが上手く使えてないかも？
もも裏の筋肉が使えてないと過剰に大腿四頭筋に負担がかかり原因となる事もあります。
- ２前脛骨筋が使えてない？もしくは弱い
前脛骨筋とは、スネの前の筋肉になります。足を上げた時につま先が下がっていると通常より大腿四頭筋に負荷がかかります。
- ３重心が前方にかかり過ぎている？
重心の位置が踵より前方にあると大腿四頭筋の負荷は大きくなります。
- ４姿勢が悪い
姿勢が悪い事も重心が前方へ移動する為、原因の１つと言えます。
- ５股関節の柔軟性の低下
サッカーなどでボールを蹴る際に股関節の柔軟性が低下した状態では、足をしっかりと後ろに引けずに
前面の筋肉の力だけでボールを蹴るので様々な怪我の原因となり得ます。
- ６歩き方
歩く時に蹴り出して歩く事を意識しましょう。
蹴り出して股関節がしっかりと伸びるような歩き方が理想です。
股関節が常に曲がるような歩き方になると原因となり得ます。
改善方法として大股での後ろ歩きを毎日行うと効果的です！しっかりと大きく後ろに引くことを意識して行なってみて下さい。
その後歩くと股関節が伸びる感じがわかると思います。
このような内容に対し、リハビリや運動指導、トレーニングも行っております。
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